雅楽を奏でる念法の楽人を先頭に、大阪府仏教青年会・大阪市仏教青年会の僧侶たちが、散華(さんげ)をして通り道を清めながら入場。その後ろを、お釈迦様を乗せた白象を引いて子どもたちが続きました。
お釈迦様の誕生を祝う仏生会では、稚児たちがお釈迦様に花を供え、慶讃文を読み上げた後、般若心経を唱えてお釈迦様の誕生を祝いました。
お釈迦様のお母さんが、白い象がおなかの中に入っていく夢を見た後、お花畑の中でお釈迦様が生まれ、空から甘い香りがする雨が降ってきたと言われていることから、花まつりでは白い象の上に乗ったお釈迦様に甘茶をかけて、お釈迦様の誕生を祝います。
にぎやかなお囃子に乗せて龍が天に昇る様子を表現する、鶴見神社の地車囃子と龍踊り。踊り手の感性で自在に変化していく龍の姿と、鉦・太鼓の力強いリズムが、お祭りムードを盛り上げます。
結成12年目を迎えた地元鶴見のよさこいチーム「つるみまんてんYO!∞(ヨ!インフィニティ)」は、今年も元気あふれる踊りで会場を沸かせました。
念法青年会・学生会が合同で披露したダンスパフォーマンス。AKB48のヒット曲「恋するフォーチュンクッキー」に乗せて踊るうちに、飲食物のお世話をしていた割烹着の“おばちゃん”や鶴見商業高校の生徒たち、お坊さんまで一緒に踊り出し、会場中が一体となって大いに盛り上がりました。
全国大会優勝などの実績があり、地域のさまざまなイベントに引っ張りだこのダンス部の皆さん。リズムに乗った躍動的なダンスで観客を魅了しました。
バトンや旗などを使って息の合った演技を見せたのはバトン部の皆さん。慣れない畳の上でしたが、若さあふれるジャンプを決めて会場を沸かせました。
普段から金剛寺でも練習を重ねている吹奏楽部。アニメソングやヒット曲の軽快なメドレー演奏には、小さい子どもたちも大喜びでした。
地域のイベントでも人気がある軽音楽部の皆さん。演奏と歌にアクションも加わって、会場全体をノリノリの楽しい雰囲気に盛り上げてくれました。
花まつりの由来やお釈迦様の教えについて、ベテランのお坊さんが穏やかに説いた花びより法話。最初はにぎやかだった皆さんも次第に話に引き込まれ、熱心に聴き入っていました。
古式ゆかしい雅楽の調べを響かせた念法の楽人たちは、実は金剛寺の修行僧。日本古来の伝統音楽である雅楽を修得することも、修行の一環なのです。
会場の左右に並んだ「うまいもん」の引き換え場所は行列ができるほどの大盛況。屋外のテントで調理した食べ物を何度も往復して運び入れたスタッフの皆さん、お疲れ様でした!
長い風船が可愛い動物や剣に変身していく様子を、子どもたちは目を丸くして見つめていました。
事前に配布する整理券があっという間になくなってしまうほど大人気のお茶席。和室でゆったりと楽しむお手前はまた格別です。
鶴見消防署の協力による消防士体験コーナーで、防火服やヘルメットを身に付けて小さな消防士に大変身した子どもたち。いい写真が撮れたかな?
いつもとは違う場所に現れた大きなフワフワ。雨がやんでいた短い間だけでしたが、子どもたちは思いっきり飛び跳ねて楽しんでいました。
ほとんどの来場者が堂内に入ったため、境内はちびっ子消防車が独り占め。いつもより何倍も長い距離を走ることができ、子どもたちも大満足の様子でした。
遊歩道に散り敷いた花びらも美しく、ちょうど満開を迎えていた金剛寺の桜。花見には向かない天気でしたが、花たちは雨の恵みを喜んでいたかもしれません。